~冬のおもてなし~鷹匠による放鷹術 in 金沢城公園(2025/2/23)

毎年2月下旬に金沢城公園三の丸広場で行われる放鷹術の撮影に6年ぶりに訪れた。

前回撮影時は全く雪が積もっていなかったので、どうせなら金沢城の雪景色と共に撮影したいと思って毎年期待していたのだが、2月下旬ともなると中々金沢の中心部に雪が積もることがない。

今年ようやく直前に大雪が降り、当初予定していた他の撮影をやめて放鷹術を撮影することにした。

当日にも雪が降る予想だったので念のため早めに自宅を出発、開始1時間以上前に金沢に着いたので安心していたら、いつも利用しているすぐ近くの駐車場が除雪しないと駐車できないという重大事態。

一応立体駐車場もあるが高い。結局、駐車するだけで30分近くかかった。

不幸中の幸いで、駐車している間に急激に晴れて青空が広がってきたので、石川門を撮影しつつ三の丸広場に向かう。

積雪直後の青空という雪景色を撮影する上で最高のコンディション。

三の丸広場は40cmほどの積雪、直角三角形の通路になるように除雪されていた。

お堀も氷が張った状態。

200人くらいの観客が規制ロープの外側を取り囲む。

開始の少し前に鷹匠が紹介がてらに広場を歩き回るので、すべて見たいならば11時開始だがその10分前には来ておいたほうがよい。

ちなみに、前日にはリハーサルが行われるので、ただ放鷹術を撮影したいだけならば、観客が少ないリハーサルのほうが撮影しやすいかもしれない。今年は前日の13時頃に行われたと聞いた。

1人の鷹匠が常に解説してくれるので、それを聞いているだけでも楽しい。

お城と雪と鷹匠の組合せが最高。

諏訪流「放鷹術」の各演目が始まる。

積雪がなければ三の丸広場を広く使って行われると思うが、今回は限られた通路のみでの披露。

その分撮影の自由度が低くなる。

どちらにせよ規制ロープの外から望遠レンズで撮影するしかない。

400mm以上の望遠レンズが理想。

鷹以外にミミズクもいてめっちゃ可愛い♥

前回見た時は鷹匠の後ろをペンギンのようにピョコピョコ歩いてついて行く様子が可愛かったのだが、今回は積雪でそのようなシーンは見られなかった。

飛んでいるところをアップで撮影したければ600mmくらいの超望遠レンズがいる。

300mmほどしかないので、鷹匠が放つ瞬間と受け取る瞬間を集中的に撮影。

放つ瞬間に連写していれば、こんな感じの写真が割と楽に撮れるので、撮影難度は高くない。

一方、飛び回っているところを撮影するのは難しい。

開始30分後くらいから徐々に青空が減り始めた。

後から確認したときに初めて飛行機が写っていることに気づいた。

最後の演目は投げ餌。

開始から40分ほどで終了し、その後質問・撮影タイム。

12時過ぎ、記念撮影。青空が残っていたらな~。

午後の部は14時開始。

青空なら隣接する兼六園で撮影しようと思っていたが、曇ってしまったので一旦車に戻って1時間ほど休憩し、再び三の丸広場に戻ってきた。兼六園の入場口には50m位の行列ができていた。

雪がちらつく中、午後の部開始。

午前の部は快晴で撮影できたので、午後の部は雪が降っていて欲しかったが、この後すぐに雪は止んでしまった。

観客の数は午前と同じくらい。

大々的に告知されているわけではないので、事前に知らず来てみたらたまたまやっていたという人も多そう。

途中、子供2人(小学生高学年以上)と大人2人が鷹匠体験できるプログラムもある。

手を上げた人を指名するシステムなので、本部近くを陣取り、「やってみたい人はいますか?」と言われた瞬間に手を上げて大きく返事すると指名してもらえる確率が上がるかも。

右の方にある一部だけやたら雪が積もっている部分が地味に邪魔だった。

演目内容は基本的には午前と同じだとは思うが、鳥の気分や風向き次第で位置などが少し変わるっぽい。

途中、観客の頭に止まるハプニングがあり、歓声が上がった。

鳥にはGPS発信器が取り付けられており、万が一いなくなっても追跡できる。

午前と同じく40分ほどで全ての演目が終了。

最後の質問・撮影タイムに軽く撮影。

かなりの雪が降っている状態でも開催できるようなので、雪が止んでしまったのだけが残念だった。

 

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