金沢市大野湊神社夏季大祭(金石夏祭り)最終日(2023/8/6)

8月第1週の日曜日、金沢市最大の祭りの1つである大野湊神社夏季大祭、通称「金石(かないわ)夏祭り」の撮影に訪れた。

金石夏祭りは毎年8月第1週の金土日に3日間に渡って行われる。

最終日の17時にすべてが集結するお祭り広場が祭りのピークのようなので、初見の今回はこの部分の撮影をメインと考えていた。

ついでに午前から行われている町内巡行も撮影したいが、35℃を超える猛暑でずっと追いかけ回すことはできそうにない。

14時頃に金石周辺に到着するも、詳しい巡行経路が公開されておらず、どこに何がいるのかが全然わからない。

とりあえず適当に歩いていて見つけた神輿を撮影。

神輿以外にもいろいろ巡行しているようで、特に民俗芸能である悪魔祓いを撮影したかったが、見つけることができず、結局暑さもしんどすぎるので30分ほどで探すのを諦め、17時の集結場所である金石バスターミナル付近に向かい、日陰で2時間ほど時間をつぶした。

17時が近づくにつれ、曳山や太鼓台が続々と集まりだし、一般の見物客も増えてくる。

金石バスターミナル前の大通りで様々な催し物が披露される訳だが、思っていた以上に何の変哲もない大通りで、当初は「撮影的には背景が微妙だなあ。他にもっといい場所なかったのかなあ。」などと思っていた。

しかし、30基ほどもの曳山やら太鼓台やらが順番に後ろに並べられ、舞台が整えられていくではないか。

何の変哲もない大通りが短時間で豪勢な舞台に早変わりし、撮影上の懸念事項が解消された。

予定通りの17時、まずは加賀鳶の演技。

見物客は500~1000人ほどいたと思われるが、そこまで必死に場所取りする必要はない。

基本的に太陽とは逆方向が進行方向で、順光で撮ろうとすると後ろ姿になってしまう。

加賀鳶が15分ほどで終了し、続いてはご当地チーム「金石かもめ」のよさこい演舞。

曳山や太鼓台が背景になるような角度から撮影。

多くのよさこいチームがご当地アイドルのように活動拠点の地域のイベントに優先的に出演していることを今年になって初めて知った。

金石かもめさんは数回見かけたことがあったが、背景が微妙な場所ばかりだった。

今回はここしかないといううってつけの撮影環境で最高。

終了地点からも撮影した。

3つ目は米上げ。

米上げって何だろうと思っていたら、米俵が積まれた神輿的なものを全員でジャンプして持ち上げていた。

会場の見物客側のほうにはパチンコ店があり、かなりの部分が日陰。

暑くないのはよいのだが、日が暮れるにつれて徐々に舞台に日が当たらなくなっていく。

4つ目は御船町子供奴。

5つ目は悪魔拂(悪魔祓い)。

鬼や天狗の面をつけた若者達が舞う。

多くが高校生くらいでかなり若いようだった。

パンで作られた眼鏡的なものをつけているけどどんな経緯でこういう出で立ちになったのだろうか。

全部で6つの民俗芸能の中でもこの悪魔拂が一番のメインだったように思う。

見学に来た子供達の近くに寄って来て「ヴァー」と叫び声を上げる鬼達。

2,3歳くらいの子供は泣き出すが、小学生くらいの子供達は楽しげ。

何だかんだで気付くとすでに18時半、舞台はほとんど日陰。

ラストは獅子舞。

少しでも西日が当たっているところを中心に撮影。

人はやたらと動き回るが、獅子はずっと同じ位置にいる獅子舞だった。

獅子舞は18時50分頃まで続いた。

ほとんどが日陰になってしまっていたが、f2.8でもISO500程度で済んだ。

全演技終了後、大野湊神社に帰還する様子を撮影。

明るさが厳しくなってきたので、後はf1.4の単焦点レンズで。

何度か走りながら往復していたので撮影チャンスは多かった。

午後19時過ぎ、f1.4単焦点レンズででも厳しくなってきたので撮影終了。

1ヶ所で神輿や曳山や民俗芸能をまとめて撮影できるいい祭りだった~

 

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