越中八尾おわら風の盆1日目(福島・天満町・下新町・東町・西町)(2025/9/1)

毎年9月1日から9月3日まで行われる富山県最大の祭りの1つ「おわら風の盆」の初日を撮影した。

おわら踊りは月見のおわらなどの別イベントで何度か撮影する機会があったが、風の盆での撮影は2019年以来実に6年ぶり。

電車で越中八尾駅に降り立って中心部に向かう途中の18時過ぎ、ちょうど福島一区コミュニティセンター2階で始まった福島支部のおわら踊りから撮影を開始する。

6年前は電車ではなく中心部に向かうシャトルバスを利用して来ていたので、中心部から2.5kmくらいの距離にある福島まで来たことがなく、福島のおわら踊りを風の盆で撮影できたのは初めて。

このあたりは観客が少なくて平和。

実は今回もシャトルバスで来る予定だったが、シャトルバス発着場の駐車場が17時頃にはすでに満車で停められず、急遽電車利用になった。

今年は3日間とも平日なので余裕をこいていたが、風の盆はそんなに甘くなかった。

19時少し前、天満宮前で天満町支部の輪踊り開始。

2つ目の支部を見るためにすでに越中八尾駅から1km近く歩いてきた。

多くの祭りを撮影してきた中で、風の盆の撮影は体力的・精神的にトップクラスに厳しいことが6年ぶりになった理由。

正確な踊りのスケジュールが非公表でわからない中、坂が多い八尾の町を長距離歩き回って踊りを探し、良さげな撮影ポジションを場所取りできるかも特に中心部は人だらけなので運次第。

1日1支部撮影できれば十分くらいに割り切ってしまうことができれば楽なのだが。。。

夜の部の撮影は明るさがかなり重要。

この天満宮の付近はまだまだ人が少なく、さらに明るめの照明もあって割と撮影しやすかった。

風の盆はストロボ使用禁止。

スマホのライトなどもたぶん禁止。

仮にストロボOKだったとしても、写真的におわらとは相性が悪い気がするので自分は使わない。

6年前は明るさが不足しているときには1/60程度までシャッタースピードを遅くするしかなく、そうなるとブレたボツ写真が大量生産されてかなりストレスだった。

現在は、撮影時にはある程度ノイズ覚悟でシャッタースピードを早めて撮影しても、後処理でAIによるノイズ除去が可能になった。

今回は1/250以上のシャッタースピードで撮影し、ブレている写真はほとんどなかった。

いい時代になったな~。

今年は富山市がニューヨークタイムズの2025年訪れるべき52ヶ所に選ばれたということで、富山市最大のこの祭りの人出が注目されていた。

3日間とも平日だったにもかかわらず、去年より6万人増えたとのこと。

外国人はほとんど見かけず、どうも記事をきっかけにおわら風の盆を知った日本人が多く訪れたっぽい。

初めて訪れた人はこんなに体力を要する祭りだとは思わなかっただろう笑。

小さい子達結構多いな~。

20分ほどの輪踊り、たっぷり撮影できた。

続いて数百m歩き、隣接する下新町に移動。

ここは八幡社に舞台が設置されており、十分な舞台照明もあるので11支部の中で最も撮影しやすい。

今回は運良く大した待ち時間もなく場所取りでき、19時半頃開始の部を撮影できた。

鳥居もちゃんとライトアップされているのがgood。

時間帯によっては舞台上での演舞ではなく、街流しや輪踊りも行われる。

成年女子のオレンジ色の浴衣は11支部の中で最も色鮮やかで映える。

結構長く、合計40分くらいのステージだった。

踊りが行われていなかった今町を通り過ぎて東町まで歩いて来て踊りを発見。

ここのあたりはもう中心部に近くかなり人が多い。

場所取りも出来ずすぐに終わったので、撮れ高は後方からなんとか撮影できた写真だけだった。

東町の次の踊りを待とうかとも思ったが、30分ほど後になると聞いて隣接する西町へ移動。

西町の街流しを撮影することが出来た。

観覧は白線の内側だが、人が多く狭いため、一旦通り過ぎると追いかけることが困難。

街流し自体は20分ほど続いたが、撮影はほとんど出来なかった。

体力と気力が有り余っていれば、前を通り過ぎた後で別の道から走って正面まで回り込むといったことが可能なのだが。。。

各駅停車は22:38が最終なので、これまでに越中八尾駅まで歩いて戻らなければならない。

このあたりは越中八尾駅から2km以上離れている。

西町の街流し終了が21:20、初日はこれが時間的限界と判断して帰ることにした。

帰り際、天満町の花踊りに出くわしたので撮影した。

そもそも踊りの最中は道が封鎖されているので終わるまで通れないという。。。

こういうことがあり得るので、2kmなら30分あれば余裕で戻れるなんて考えていると電車に乗り遅れることになる。

最後に坂のまち大橋から月夜の八尾を撮影。

この日の歩行距離は、中心部までは行かなかったため約7kmで済んだ。

他のイベントや祭りでもその程度は歩くことが多いので、当初想定していたほどの体力消費はなかった。

 

3日目の様子はこちら。

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