射水市放生津八幡宮秋季例大祭では、10月1日に曳山、10月2日に築山が奉じられる。
これらは、2021年3月に「放生津八幡宮の曳山・築山行事」として国重要無形民俗文化財に指定された。
10月1日の新湊曳山祭りは富山県最大の曳山祭りで、多くのカメラマン達が撮影しに行ったようだった。
自分のようなベテランは曳山は過去に撮影済みなので、10月2日にまだ撮影したことがなかった築山行事の撮影に訪れた。
実は単に体力・精神的に曳山祭りの撮影が厳しかっただけ(笑)。
ネット上に情報が少なすぎるのが困りもの、どうやら10時開始っぽいので、30分くらい前に付近に到着、放生津八幡宮裏側にある駐車場に駐車。
開始まで適当に境内を撮影する。
快晴で最高。人はまばらで、30分前はまだ関係者も少なかった。
境内には露店もあったが、営業はまだだった。
築山は早朝に設置済み、早速撮影するも、この時間帯は完全に逆光で、空が真っ白になってしまった。
例大祭終了後に青空で撮影できたので白空の写真はボツにした。
開始は10時からと油断していたら、境内の端っこで20分くらい前から巫女達のお清めの儀式がすでに始まっているではないか。
ほとんど撮影できなかった。。。
予定通り午前10時から例大祭開始。
氏子らが並んで拝殿へ。
巫女さんが8人もいる祭りは初めて見た。
お祓い。
バケツリレー方式で運ばれるお供え物。
10時25分、祝詞。
10時35分、豊栄の舞。
巫女さんは小学3年生と4年生。
そこまで暗くはないのでシャッタースピードは早くできるが、フリッカー問題が生じる。
メカシャッターにすることでフリッカー問題は解消されるが、シャッター音がややうるさい。
結局、1/125とやや遅めのシャッタースピードで撮影した。
巫女舞の動きは遅いので、これくらいのシャッタースピードでも特に問題なかった。
10時45分、来賓や巫女達が順にお祈り。
例大祭に続いて放生会が行われる。
生類を放つことで人間の滅罪・功徳になるという仏事。
この放生会が「放生津八幡宮」の由来なのか。
先程のお供え物を再びバケツリレー方式で回収。
代わって魚と鳥を供える。
この魚と鳥が後で放たれる。
11時15分、浦安の舞。
例大祭開始からすでに1時間以上経過。
前方には巫女達とその保護者らの座席。
その後方でずっと立って撮影しているので結構しんどい。
最初から見ていた見学客が徐々に減っていくが、新しい見学客もやってくるので、常に同じくらいの見学客がいた。
11時半、放生の舞。
舞はこれが最後。
他の舞に比べて動きがやや速く、少し撮影に苦労した。
舞が終わると一気に見学客がいなくなった。
11時45分、鳥が解き放たれ、一応この放生津八幡宮での行事は終了。
記念撮影に便乗。
12時、築山を再び撮影。
2時間前はド逆光で真っ白になってしまった空もこの時間帯になると青空で撮影できた。
築山台の上の飾り人形は毎年変えるようで中々大変。
また、築山台の幕が去年新調され、今回初披露だったらしい。
9月下旬から10月上旬は彼岸花の時期、道ばたに咲いていたので撮影。
本当は12時半頃に500mほど離れたところにある内川の東橋付近で魚が解き放たれてようやく放生会終了となるが、他の予定があったので撮影を断念した。
2019年の新湊曳山祭りの様子はこちら。