毎年9月下旬から10月上旬頃に行われている月見のおわらを5年ぶりに撮影しに訪れた。
土日の2日間に渡って行われるが、1日目は天候が微妙だったので2日目に参戦。
クラブツーリズムが主催するツアー参加者向けのイベントだが、誰でも鑑賞できるので有り難い。
19時、予定通りにイベント開始。
会場に到着して初めて、5年前とは色々変わっていることに気づく。
規模が縮小され、日本の道100選にも選ばれた石畳の諏訪町本通りでの演舞がなくなっていた。
また、5年前は一緒だったツアー参加者とそれ以外の観客の観覧区画が完全に分けられていた。
ツアー参加者用の区画は椅子が設置されていて基本的に立ち見禁止、ストロボ禁止。
一般客用の区画は立ち見で自由に移動できるので、撮影的にはむしろこっちのほうがよかった。
一般客用の区画はストロボも使用可能。
どちらにせよ個人的にはおわらとストロボは相性が悪いと考えているので、ストロボは使っていない。
演舞は19時から21時まで、1つの町が30分に1回4つあるうちの1つの区画をローテーションしながら踊り流すので、4つの町の演舞を見ることができる。
一般客用の区画の一番手は今町。
一般客用の区画が設定されていたのは西新町。
おわら風の盆本祭では当然自分の町で踊るので、ある町が通常とは違う町で踊るのを見られるのが月見のおわらの特徴だった。
ただ以前とは違って区画が決められているため、一般客は西新町で見るしかなくなった。
ロケーション的には諏訪町の石畳通りがよかったのだが、もうそちらではやらないのだろうか。
こちらの方は電灯があって明るいので撮影はしやすい。
5年前とは違って現在はソフトでのノイズ除去技術が大幅に向上したため、多少暗くてもそれほど苦労せずに綺麗な写真を撮影できる。
二番手は下新町。
11ある支部の中で最も鮮やかなオレンジの衣装。
電灯やお店の光が当たる明るい位置を通過する瞬間を主に狙って撮影。
コロナ以降はおわら風の盆本祭も来れてなかったので、この八尾でおわらを撮影すること自体が実に5年ぶり。
撮影勘が失われていないか心配していたが、ちゃんと撮れていたのでよかった。
5年前より機材もパワーアップしていたので思っていたよりも余裕を持って撮影できた。
一般客は少ないので場所取りの必要もなし。
本祭が多くの面で困難が伴うのに対し、月見のおわらは気軽に撮影できてよい。
ただ、本祭のときよりも踊り子さんの数が少ない。
三番手は西新町。
これまでとは逆サイドから撮影。
絶対数が少ないのでそんなに問題はないのだが、女性の踊り子さんがいる側に多くのカメラマンが集中する(笑)。
西新町は今町と下新町とは違い、男性女性男性という3列の配置だった。
女性が中央ならどちらから撮影しても同じなので、逆サイドから撮影することにした。
本祭とは違ってスケジュールが明確に決まっているのは本当に助かる。
本祭では坂だらけの町を歩き回る必要があるので体力的にかなり厳しい。
ラストは天満町。
黄色の衣装は中学生以下?だと思うが、他の町よりも人数多め。
隊列感のある写真が撮れる。
青年女子はピンクの衣装。
髪飾りが綺麗。
1日で見られるのは11ある町のうち4つの町の演舞、1日目にも来ていたら今回見た以外の町の演舞も見られたっぽい。
それでも、2時間4つの町の演舞で十分すぎる撮れ高。
5年ぶりに本場の八尾でおわらを撮影できて大満足の1日だった~♪