マスクもなく通常開催ということで、津沢夜高あんどん祭の撮影に4年ぶりに訪れた。
開催は毎年6月の第1金土、当初は1日目の金曜日に訪れる予定だったものの、大雨で断念して2日目の土曜日に撮影。
ちなみに雨天決行。むしろ雨天の方が面白い写真が撮れそうな気もするが、実際にはあんどんがビニールをかぶってしまうのであまり撮影には向かない。
6月の第1週末には、富山県で庄川観光祭(花火)、石川県で百万石祭りと輪島市民まつり(花火)という大きな祭りがかぶってくる。
ぶつかり合いは21時から24時まで行われるので、これを撮影したいだけならば他の祭りとハシゴすることも可能だが、街中の練り回しやぶつかり合いの前の宴会も撮影したいのと体力的な観点から今回はこの祭りに集中した。
練り回しは19時開始、あまり早く行っても明るすぎてあんどんの撮影には向かないので20時頃に到着し、撮影開始。
ぶつかり合いが行われるあんどん広場から最も近い指定駐車場はすでに満車、その次くらいに近い駐車場にギリ駐車できた。
正確な巡行経路は公開されていないものの、あんどんは大中小合わせて21基もあるらしいので適当に歩いているとすぐに出くわす。
単に光るあんどんを撮影したいだけならばスマホでも余裕だが、人はシルエットになってしまう。
人メインで撮影したいので明るめの電灯の下を通過する瞬間を狙う。
狭く曲がりくねった道を慎重に巡行していく。
4年前は装備が貧弱で、4Kモニタでの鑑賞に耐えうる写真はほとんど残ってない。
今回は24mmf1.4、50mmf1.4、85mmf1.4の3本の単焦点レンズに加えてストロボも装備。
ちょうど満月の日だった。
各町が宴会をやっていたりもするが、正確な時間と場所は全くわからない。
20時半頃にあんどん広場に到着。
付近で行われている宴会の様子を撮影しつつぶつかり合いを待つ。
あんどん広場の祭り用の明るい照明は正面やや離れた場所からの1基のみ。
暗くて人にピントを合わせるのが結構難しい。
とっくにぶつかり合いの場所取りが始まっていたが、4年前に比べるとやや人は少なめに感じた。
ド正面最前列以外はそこまで場所取りする必要はない。
ぶつかり合いが始まる21時くらいがピークで、人は徐々に少なくなっていく。
スライムきゃわわ。
この祭りのぶつかり合いは、一方のあんどんが斜めになって突っ込むスタイル。
悲鳴と共にスライムがつぶされる(笑)。
ストロボも活用。
単に光らせるだけではつまらない写真になるので、ややスローシャッターにして動きを出す。
ストロボ重いけど持ってきてよかった~
1組が10分ほどかけて3回ほどぶつかり合う。
それを合計15回ほど3時間かけて行う。
ということでシャッターチャンスは多い。
規制区域も狭いので割と自由に撮影できるのが有り難い。
息を吐くあんどんもいる。
ストロボ持っているとすぐに頼ってしまう(笑)。
同じあんどんが前面だけ付け替えて4,5回ぶつかり合いをするっぽいことを初めて知った。
スライムがいつのまにかダルマに変わっている。
お互いダルマ。
満月と。
ほぼ予定通りの0時にぶつかり合い終了。
その後15分ほど祭りの余韻に浸る若衆を見届けて撮影を終了した。
残っていた関係者以外の人はカメラマンも含めてわずかだった。