2月10日月曜日、毎年この日に行われる御願神事を撮影するため、加賀市菅生石部(すごういそべ)神社を訪れた。
竹を石畳にたたきつけて割りまくるという奇祭で数年前から気になっていたが、冬の祭りは積雪がないと撮影する気が起こらず、自宅からやや遠いこともあって躊躇していた。
今年ようやく直前に大雪が降ったので、撮影することを決断した。
自宅をかなり早めに出発したものの、高速は除雪されていて普通に流れていたため、開始予定11時の1時間半ほど前に余裕を持って到着。隣接する駐車場にも余裕で駐車できた。
境内には3,40cmほどの雪が積もっていたが、本殿の屋根や周囲の木々にはほとんど積もっていなかった。

適当に場所取りと準備の様子を撮影しつつ、開始を待つ。

予定通りの11時、雪がちらつく中、神職らが入場。


30分弱本殿内で神事が行われた後、境内に白装束の若衆がなだれ込み、メインの竹割り開始。

なぜか最初にチャンバラが行われていた。

かなり近いので安全性が不安だったが、思っていたよりも身の危険は感じなかった。

数十人の幼稚園児達もすぐ近くで見学。

2,30人の若衆が3ヶ所に分かれて同時進行で竹を割っていく。

竹は400本ほどもあるようで、シャッターチャンスは多い。

片付けをする関係者が周囲にいるので、うまく避けつつ撮影することになる。

カメラマンもそこまで多くいるわけではなく、割と自由に撮影できた。



何人かの白装束には血がついていた。




大きくしなる竹、現実ではなくカメラ性能が低いせいで素早い動きをする物体を正確にとらえきれず、逆に面白い写真になった笑。

最初に場所取りしていた位置で10分ほど撮影した後、正面から撮影できる場所に移動。

正面には常に関係者がいるので自由に撮影できるわけではなく、隙間から望遠で無理矢理撮影。


開始前は雪がちらついていたりもしたが、途中から快晴に。

手前側は日陰になってしまうので、日向になる中央部分で割ってくれると撮影的に有り難い。




開始から20分ほどですべての竹が割られた。

その後、大蛇に見立てた大縄を持って境内とその周りを3回ほど回る。



初見でどのルートで回るのかがわからず、非効率な立ち回りをしてしまった。

大縄を追いかけ回していたせいで汗だく。


ラストに大縄を大聖寺川に投げ入れて祭り終了。

帰る前に後始末が進む境内を適当に撮影。



竹は自由に持ち帰りOK。



見所がわずか1時間ほどの間に凝縮され、サクっと撮影してすぐに帰れる個人的に有り難い祭りだった~
