5月第二土曜日、近年は毎年5月に行われている女川祭を撮影するため、金沢市を訪れた。
まずは16時から宇多須神社で女川踊りの奉納があるということで、15時頃に付近に到着。
15時半頃に宇多須神社に着いたものの、関係者以外は数人しかいなかった。
境内を適当に撮影しつつ開始を待つことにしよう。
とか思っていたら、15時35分頃から本番と同じ形式?でリハーサルが始まった。
せっかくなので撮影開始。
踊り手さんは子供達を含めて20人ほど。
奉納踊りは、例年は本殿内で行われるらしいが、今年はたまたま翌日に結婚式があり、その準備がされているとかで本殿前で行われることになった。
撮影的には屋外のほうが断然いいのでラッキー♪
新緑も多めで最高。
本殿前はせまいが、カメラマンを含めて見ているのは数人のみで割と自由に撮影できた。
後ろ姿も団扇が添えられていて画になる。
この宇多須神社、なぜかよく踊りが奉納されているので訪れる機会が多い。
今回の女川踊りに加え、2月の節分の時には芸妓さんの奉納踊り、1週間後の5月18日にはおわら踊りも奉納される。
これだけ撮影的に優れた祭りが多い神社は珍しく貴重。
1人だけ衣装が違っていると思ったら巫女さん役だと後で聞いた。
踊りは10分ほど続いた。
本番前に巫女さん役の女性にお手水をお願いした。
16時、お参りをした後で奉納踊り本番。
リハーサルとは逆側の位置から撮影してみる。
本殿前は狭いかわりに木々が近く、木漏れ日が綺麗なのがよい。
リハーサルの時よりも観客が増加。
驚いたのは外国人の多さ。
明らかに外国人とわかる欧米人に加え、見た目では日本人と区別できないアジア系外国人もいて、7,8割くらいが外国人だったかもしれない。
当たり前のように英語でのアナウンスもされており、金沢には普段から多くの外国人観光客が訪れていることが窺える。
自分も外国人に話しかけられたが、英語が話せるガイドさんにお任せ。。。
公式カメラマンも外国人だった。
金沢市には犀川と浅野川が流れており、前者を男川、後者を女川という。
浅野川の景観保護などのため、2002年に「女川に菜の花油の灯をともす会」が結成された。
2013年からは女川祭が開催されている。
割と最近始まった祭りであるにもかかわらず、古くからの伝統を感じさせる。
その一方で、かなり観光客を意識して開催されている様子も見受けられる。
そのためもあってか、撮影的に有り難い部分も多く、個人的な評価はかなり高い祭り。
今年は天気もよく、すべてが好条件だった。
16時15分、本殿前での奉納踊り終了。
16時半、宇多須神社と浅野川の中間地点にあるカフェくわじま前から踊り流し。
延々と流すわけではなく、画になる構造物の前で流してくれるのは撮影的に有り難い。
狭い道に見物客(といってもほとんど外国人とカメラマン)が密集。
踊り流しの場所は、宇多須神社からついて来ていなければかなりわかりにくいと思う。
踊り流しのラストは、浅野川横にある徳田秋聲記念館前で。
17時が近づき、夕日になりつつあるのでいい感じの順光。
思っていたよりも規模の大きな祭りで、想定の2倍くらいの撮影枚数になった。
撮れ高も多いので、前編と後編に分けることにした。
続く夜の浅野川梅ノ橋編はこちら。