中性の芸能「田楽」を再現した山代大田楽が7月最終土日に2日間に渡って行われた。
今回、他のイベントとの兼ね合いもあり2日目の日曜日に撮影することができた。
完全初見のイベント。そもそも加賀市にまで撮影しに来ること自体初めて。
イベント開始は19時半から。日中に別の祭りを撮影し、午後18時頃に付近に到着。
到着が遅すぎたかなとも思っていたが、誘導された近場の駐車場にはまだまだ余裕があった。
最悪後方から高台を用いての撮影も想定していたが、演舞のメイン会場となる古総湯へ向かうと、まだ数十人程度しかおらず、中央付近を場所取りしていた知り合いのカメラマンに混ぜてもらえた。
最も空が美しかった夕暮れ時の古総湯を撮影しつつイベント開始を待つ。
予定通り19時半からイベント開始。
去年はなかったらしい地元のチアダンスチームSPARKLEの演技から。
数ヶ月前に別のイベントで見かけたときは15人ほどしかいなかったが、今回は100人ほど。
メンバーこんなに多かったのか~。
ロケーションもいいし最高。
暗くないか心配していたが、余裕で撮影できる明るさにライトアップされていて一安心。
チアダンスは30分弱で4曲と結構ガッツリ行われた。
20時、メインの湯入れ行列が始まる。
当初は全然人いないなあと思っていたが、気付くと観客が1000人くらいになっていた。
演者の大半が子供達なので、その保護者達がかなり多かったように感じた。
その一方でカメラマンは少なめ。
7月の最終土日、能登ではキリコ祭り、富山県では海王丸パーク花火など多くの大規模イベントが行われているので、多くのカメラマンにとってこのイベントの優先順位は低いのかもしれない。
そもそも認知度自体が低い気もする。
特に富山県民は金沢あたりまではよく出かけるが、その先に行くことはかなり少ない。
自分は事前のYoutubeでの予習などから迷うことなくこのイベントを選択。
ずっと前から楽しみにしていた。
今年は女性和太鼓チームDIA+(ダイアプラス)の和太鼓演奏も加わっていて最高すぎる~
今年だけ特別?みたいなことを言ってたような気がする。
そもそもこの湯入れ行列自体がコロナをきっかけに以前とは形式を変えて行われているもので、来年以降どうしていくのかはまだ決まってないっぽい?
以前の形式のも撮影したいな~
本当はもっといろんな場所から撮影したいのだが、一旦場所取りすると身動きが取れない。
ベストポジションの正面最前列は関係者によってあらかじめ確保されている。
行列とはいっても実質的なメインはステージパフォーマンスなので、構成と照明の関係からどう考えても撮影するなら正面最前列近くしかないのが難点。
レンズ選びも難しい。
全体も撮影したいので、今回は24mmと85mmの単焦点レンズで撮影した。
f1.4でISO500~1000くらい。
ISO4000くらいまで許容できるなら24-70mmf2.8ズームレンズがいいかも。
まあ自分は持ってないので最初からその選択肢はなかった。
プロの監修・指導の下でしっかり訓練されているようで、1つの演劇として完成している。
17ものプログラムがテンポよく進行されていく。
子供達が躍動している様子は微笑ましい。
チアダンスチームSPARKLEのメンバーも何人かが番楽として参加していたっぽい。
獅子舞登場。
ここの獅子舞鼻の穴が♥でかわいい~
2回目のDIA+の演奏。
プログラムも終盤。
チアダンスも含めて全部で約2時間のイベント。
当初は結構長いな~とか思っていたが、楽しすぎてあっという間に時間が過ぎる。
この日は日中35℃を超える猛暑で夜になっても30℃を超えていたが、あまり暑さは気にならなかった。
ただし、直接座ると地面がかなり熱いので注意が必要。
ラストはお菓子撒き。
自分は撮影に集中。
演者総出演のカオスが楽しい。
どこを撮影するか迷う~
21時前、再び行進して退場していった。
ステージの後も10分ほど行進が続いていたようだが、十分な照明がない通りだったので撮影しなかった。
このまま帰ってもよかったが、せっかく来たので、いい雰囲気の古総湯・湯の曲輪付近を撮影することに。
ロケーションもパフォーマンスも最高で、ほとんど文句のつけようのないイベントだった。
個人的評価は、おわら風の盆、あばれ祭り、となみ夜高祭り、伏木曳山祭り、ふちゅう曲水の宴などと並んで文句なしのSランク。
問題は自宅から遠いことくらい(笑)。
終了後15分もすると、残っているのは自分と片付け中の関係者のみ。
30分ほど撮影した後に帰宅。