5月最終の快晴の土曜日、未撮影であったことから、小矢部市石動市街一円で開催される小矢部市三大祭りの1つ「おやべの獅子舞祭」を撮影することにした。
5/25と5/26の2日間に渡って行われるおやべの獅子舞祭、メインは1日目で、各町の獅子舞が観音寺と福町神明宮に奉納される。
コロナ前は行われていた獅子舞大共演会は今年もなし。
観音寺への奉納は早い町では午前8時前に行われるということだが、奉納が集中する午前11時を目指してやってきた。
石動市街に来た時点ですでにそこら中で獅子舞が行われていることに驚く。
とりあえず観音寺からわずか200mほどしか離れていない小矢部市民交流プラザに駐車できた。
10時半、次の観音寺への奉納は11時からだったので、それまでは近くで行われている獅子舞を撮影する。
できるだけ画になる建物の前での演舞時や背景が良さげな瞬間を狙う。
20近い町が参加しており、予想していたよりも遥かに規模の大きな祭り。
1回あたりの演舞は数分と短いが、1つの町の演舞が終わるとすぐに次の町がやってきて演舞する。
11時、観音寺への奉納獅子舞を初撮影。
観音寺を訪れること自体初めてで、お寺だけあってロケーションが最高。
何度も来たことがある石動、こんなところに三重塔があったとは。。。
奉納獅子舞終了後、次の奉納までの空いた時間に近場で行われている獅子舞を撮影。
いくつかの町を撮影し、各町に特徴があって結構違いがあることに気づく。
他の市の獅子舞は地区によってこんなに大きく違ったかな?
石川県の胴が巨大で動かない獅子舞を見た後で富山県の見慣れた百足獅子を見ると何かホッとする(笑)。
街中で撮影しては奉納が始まりそうなときに観音寺へ戻って撮影の繰り返しで中々忙しい。
観音寺は割と自由に撮影できるものの、構造的に工夫できる余地は少ない。
女性や子供が多い町は華やかで撮影枚数多め。
獅子あやしが大人の女性の獅子舞は初めて見たかも。
各町は奉納終了後に記念撮影しているので便乗。
11時45分、午前の奉納がすべて終わり、午後の奉納までは1時間半ほど空くので一旦休憩。
メインの観音寺と1kmほど離れていることと時間的に被っているので迷ったが、同じ場所で撮影していると同じような写真ばかりになりがちなので、午後は福町神明宮のほうに奉納される獅子舞から撮影することにした。
獅子舞が来るまで境内を撮影して時間をつぶす。
たまたま1ヶ月前早朝に通りかかったときに桜が綺麗だったので撮影していた。
桜は綺麗な新緑に。
13時、福町神明宮に奉納される2つしかない貴重な獅子舞のうちの1つが到着。
福町神明宮は緑に囲まれており、個人的にはメインの観音寺以上のロケーションの良さを感じた。
こちらに奉納する福一町は子供が多くて華やかだったのもよかった。
観音寺では狭すぎて難しいこういうシーンも撮影できる。
観音寺には常時5~10人ほどのカメラマンがいた上、境内の構造上撮影できるポジションがかなり限られていた。
こちらには関係者以外のカメラマンは自分しかおらず、快適。
今回は普通に撮影したが、工夫次第で面白い写真を撮ることもできそう。
もっと多くの町がこっちでも演舞してくれたらいいのに~。
今まで多くの獅子舞を撮影してきたが、ここまで緑に囲まれた場所での獅子舞の撮影は初めてかもしれない。
森の中を獅子舞が駆け抜けていくみたいなイメージの写真だって撮れちゃう。
3回ほど演舞が行われ、13時30分頃にこちらでの撮影を終了した。
再びメインの観音寺へ戻って撮影。
午後も続々と各町の獅子舞が奉納に訪れる。
もちろん街中の至る所でも演舞が続いている。
もっと街中のロケーションが良さげな場所でも撮影したかったが、いかんせん各町の詳しい巡行ルートと時間が全くわからない。
街中の撮影は、観音寺を中心に200mほどの範囲内に留まった。
後から確認してみると、20近い町のうち、撮影できたのは10ほどの町だけだった。
街中を移動しながら演舞し続ける20近い町の獅子舞を追いかけ回すのは無理ゲーなので、できるだけ多くの町の獅子舞を撮影したければ、7時半から16時頃までずっと観音寺付近をうろつくしかないっぽい。
観音寺での奉納終了後も、各町の獅子舞は夜まで市内で演舞し続けるとのこと。
さらに2日目もあり、この祭りの全容がつかめない。
そもそも全容を把握している人はいるのだろうか(笑)。
延々と獅子舞を撮影し続けていてもキリがないので、観音寺と福町神明宮の撮影で満足するとしよう。
夜の獅子舞も少し気になっていたが、夜は撮影が難しく、日中以上の写真を撮れる気がしなかったので、15時半に撮影を終了した。
規模が大きく、予想以上に撮影しがいのある祭りだった~。