
GW中の平日の夜、国宝瑞龍寺の春のライトアップを撮影した。
去年までの春のライトアップは4/29-5/1の3日間のみで、プロジェクションマッピングが行われていた。
今年は4/22-5/5までと期間が長く、プロジェクションマッピングではなく光のアート作品を伴うライトアップが行われた。
過去に一度瑞龍寺のプロジェクションマッピングを撮影したことはあったが、かなり微妙だった。
瑞龍寺のプロジェクションマッピングが微妙というわけではなく、プロジェクションマッピングという形式が動画撮影ならともかく写真撮影には向いていない。
プロジェクションマッピングではない今年は写真撮影に向いていそうなので撮影に訪れた。
18時開始だが、5月にもなると18時はまだ空が明るすぎる。
19時頃を狙って来てみると、GW中とはいえ平日だからか、隣接する駐車場はまだガラガラだった。
開催期間が長いおかげで分散されたことも大きいだろう。
入場もスムーズに済み、早速撮影を開始する。

総門と山門の間の両側には多数の大型行燈が設置。

三脚OKということで持ってきたものの、行燈は数秒おきに色が変わるので長時間露光は意味がなく、結局ほとんど手持ちで撮影した。

マジックアワーの幻想的な時間帯。

山門の像。

山門と中央にある仏堂の間には複数の光のアート作品。

仏堂のライトアップも一定間隔で色が変化。

アート作品とお寺の明暗差が撮影を難しくする。


この蝶まみれの作品が最も凄かった。



仏堂と法堂の間。

この日の夜は雨が上がった直後というライトアップ撮影における最高条件。

ライトアップがより反射してキラキラする。


回廊には北陸新幹線に乗った高岡市のマスコットキャラクター「利長くん」の行燈が多数設置。



一部にできた水たまりでリフレクションを狙う。


今年のもう1つのメインは大茶堂に設置されたジャイアントフラワー。

巨大なウレタン製のバラ、チューリップ、シャクヤクなどがあり、フォトスポットも設置されていた。

この展示は県内初らしい。

一時間ほどで最低限の撮れ高を確保。

後は終了の21時までもっと面白い写真が撮れないかと粘る。



20時半、三日月が出ていた。

終了時間が近づくにつれて人が少なくなり始める。

総門と山門の間でできるだけ人がいなくなった瞬間を狙って撮影。

桜模様の行燈が素敵だったのでちょうど桜色になった瞬間に撮影。

終了時間近くになってもちらほら人が訪れる。



総門前には瑞龍寺の提灯。

小行燈も設置。



21時すぎ、総門が閉門される。

最後に総門横にある稲荷大明神金毘羅大権現を撮影した。

写真撮影という意味ではプロジェクションマッピングよりも満足度が高かった。