喧嘩祭では個人的に富山県No.1と思っている福野夜高祭に4年ぶりに撮影に訪れた。
祭り自体は5月1日から3日間に渡って行われ、メインは2日目の23時頃からのけんか。
去年もやっていたようだが観光客お断り的な雰囲気だったので、今年になってようやく観光客歓迎となった。
4年前は午前からチューリップフェアを撮影、さらに散居村展望広場から夕日の反射する水田を撮影、その後に福野夜高祭という強行スケジュールで到着時点ですでにクタクタになってしまったので、今年はこの日の撮影はここのみ。
18時頃に来たときには最も近い駐車場にはまだ余裕があった。
適度に暗くなった19時頃から撮影開始。
メインのけんかは23時からの予定なので、それまで市内を練り回っている夜高行燈や太鼓をひたすら撮影。
といっても疲れるので追いかけ回すことはなく、ずっとメインの交差点で通り過ぎていくところを撮影。
それだけで十分な撮れ高を確保できることは4年前に経験済み。
4年前はまだカメラ初心者で貧弱な装備と技術しかなく、まともな写真はほとんど残っていない。
今回はフルサイズカメラと50mmf1.4および135mmf1.8単焦点レンズで撮影。
夜の祭りはf1.4でも明るさが足りないことがほとんどで、ぶれたりピントが合っていない写真が量産される。
光っている行燈を撮影したいだけなら余裕なのだが、個人的には行燈自体よりも祭り人の撮影が目的。
何百枚も撮影していれば必ず撮れ高はあるので、ひたすらシャッターを切るのみ。
人は多いが、4年前に比べるとまだまだ少ないように感じた。
カメラマンもそこそこいるが、見覚えのあるカメラマンは数人。
カメラマンも少なく、屋台が並ぶ通りを行き来する行燈を正面かつやや高所から撮影できる撮影ポイントからも自由に撮影できた。
提灯の灯りってLEDではなく本当の炎だったのか~
紙吹雪を撒いているの初めて見た。
この福野夜高祭、メインのけんかは細い通りで行われ、けんかの1時間前には通り自体が警察官によって封鎖されてしまう。
近くで横から撮影したい場合は1時間以上前からの場所取りが必須。
自分は今回は横ではなく縦から撮影するつもりで135mmを持ってきたのでさほど場所取りするつもりもなく、けんかが始まるまでに行われている宴会の様子をひたすら撮影。
お酒で出来上がる若衆。
23時からかと思っていたら30分遅れて23時半頃からようやくけんかが始まった。
曳山や行燈同士をぶつけ合う他の喧嘩祭とは異なり、若衆が直接相手の行燈を壊し合うこの喧嘩祭が個人的に富山県No.1。
細い道に3基が待機しており、その横を3基が通過する際にお互いに壊し合うところを正面方向から撮影。
けんかは1時間ほどある予定で、しばらく経過して行燈が壊れているときのほうがいい写真になる。
早くもっと壊れないかな~とか思っていたら、最初の行燈が倒れる事故が発生して中断。
心棒が折れたらしく、滅多にないか初めてのことらしい。
その後様子を見ていたが30分ほど経過しても再開される気配がなく、0時を過ぎ次の日の予定も考慮して自分は帰宅した。
その後再開されたらしいのだが、若衆2人が骨折していたとか。
自分も不完全燃焼だったのでまた来年かな。